【トプカプ宮殿・T】

İstanbul Hoş geldiniz!

トプカプ宮殿は、ボスフォラス海峡をはさみ、イスタンブールを一望できる丘の上にあります。 「トプ」は大砲、「カプ」は門。
その周囲、海側2q、陸側1400mを、城壁に囲まれています。

15世紀にイスタンブールを征服したメフメット2世が建築し、オスマン帝国の君主・スルタンが居城として増築しました。
70万uある広大な敷地内には、政治が執り行われた行政府や学校、病院、図書館、モスクなどが建ち、宮殿に仕える人々が暮らす町でもありました。

敷地内には4っつのエリアに分けられた庭園とハレムがあり、それを取り囲む建造物は、現在、オスマントルコ時代の遺物を展示する博物館になっています。


     ▼トプカプ宮殿写真集1▼




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     煙突の連なるユニークな建物が、陶磁器展示室。「スルタンの台所」と呼ばれるこの厨房は、かつて約4000人分の食事を調理したと言われています。
     ここに展示されているのは、日本の伊万里焼、中国の青磁器など。
     日用品とはいえ、その美しさ、豪華さにびっくり!
     しかも、スルタンがしばしば使用したというにもかかわらず、破損している物や釉薬がはげたものは一つも見当たりませんでした。

ひすいの粉と高陵土によって作られた青磁。
毒を含んだ食べ物が乗ると変色するらしい‥‥!?
14世紀から19世紀に作られた青白磁。
宮廷専属の職人が作成したスルタンの特注品も。
日本から贈られた品々も、全般的に色彩豊か。
ヨーロッパの好みに応じて作成されたのかしら。

     宮殿厨房の向かいの建物には、ヨーロッパの銀器、約3000点の他、マイセンの陶器や宝石を散りばめたコーラン立てなどが展示されています。
     ここにあるのは主に、ヨーロッパの国々からスルタンへ献上された品々や、戦争での略奪品。
yuniyuni、これは欲しい!毎日、磨くんでもいいわ〜。
こうした装飾的な物のみならず、
お鍋やお釜もありました〜。
まるで、
世界の高級食器、博覧会‥‥。
スルタンアフメット3世の泉。
見事!!銀で作られた模型です。
全体像は、見難いですがコチラ。


     宮殿内の宝物殿となっていたところは、1928年以来、武具展示室になっています。
     議場の隣にあるこの建物は、8っつのドームを3本の強靭な柱で支えられており、数世紀にわたって膨大な宝物を守ってきました。
     スルタン個人の所有物の他、ヨーロッパ、アフリカ、日本から贈られた様々な武具、武器が400点!

ステファン・ヤマダさんから!?
オスマントルコの戦局が悪化している時、これらを船で送り届けた他、
経済援助(当時日本円にして50万円)を行ったそうです。
お礼に絵を、いただいたとか‥‥。




純粋な武具というより、
アクセサリー的なものが多い気が‥‥。

トルコ、アラビア、ペルシャの鎧兜、弓、ピストル、ライフル銃等々。
銅製の馬面防具や、真珠貝で象眼した盾も。
文化的産物としても芸術品としても、興味深い品々がズラリ!



宝物殿や宗教遺産展示室等、撮影禁止の所も多く、残念‥‥。
宝物殿の、匙職人による86カラット卵大ダイヤは見モノです!
下は、パンフレットから拝借した写真↓


第四内庭で撮った写真を少し。
天竺付きのバルコニー、イフタールのポーチ(左下写真の中央奥)
からは、イスタンブール新市街、旧市街、金角湾が見渡せます。
スルタンはこの下で、断食日の最後の食事を摂ったと言うけれど‥‥
う〜ん、絶景!写真はこちらにもあります。
入場チケット。宝物館やハレムは別料金です。
yuniyuniは駆け足で見て周りましたが〜、最低5時間は必要ね!
撮影禁止の宝物写真を載せられなかった事も悔やまれます‥‥。
次に行った時には、ハレムと考古学博物館は絶対見てやるぅ!

     イフタールのポーチ以外にも、宮殿内にはこうした東屋がいくつもあります。
     これらはköşkと呼ばれ、KIOSK(キヨスク。駅の構内にある売店。“気安く”とかけている)の語源になっているのだそうです。
     
     宝物に続いては、豪華に装飾を施された建造物の数々をご紹介いたしま〜す。



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Geri
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