【宿泊、食事】 |
Çnakkale Hoş geldiniz! |
右の写真は、バイキング形式だった昼食メニューの一皿です。 トロイ遺跡からペルガモン遺跡へ移動する途中に立ち寄ったlokanta(ロカンタ。レストランのことです)で撮影しています。 トルコでは、ホテルの上品なメニューより、少々カジュアルな昼食レストランの方が、大抵おいしい気が‥‥。 このコーナーでは、宿泊や食事など主にトルコの人々の生活について、見たもの感じたところをお伝えする予定ですが、チャナッカレでの宿泊はありませんので、この日のホテル情報は、イズミール編(作成中)をご参照ください。 ▼宿泊、食事写真集▼ |
この辺で、トルコの人々のライフスタイルについて、経済面からさぐってみたいと思います。まず、トルコのお金を紹介〜。トルコではトルコリラ、TLを使います。 (レートは2004.8月現在のもの) | |||
トルコでは一番大きなお札ですが、 日本円にすると1500円程度。 | 1000万トルコリラ→約755円。 500万トルコリラ→約378円。 | こちらは左のリラ札の裏面です。 ビールとチャイを1杯づつかなぁ。 | 100万トルコリラ札。トイレ2回分ネ。 一番小さいお札は50万トルコリラ。 |
レッツ!インフレ体験!? →最新の為替情報ナリ。 | |||
都心では銀行の前に長蛇の列を作る人々を目にし、トルコ人ガイドさんからは、「所得はまず金に変えてしまう人が多い」というお話しを伺ったりしました。 yuniyuniがトルコに到着した日から帰国するまでの2週間の間に、更にインフレが進行してレートが変わってしまっていた、というのも、驚くべき事実です。 yuniyuniが直接訪れて感じたところ、トルコの人は(地方へ行くほど特に女性は)働き者!でも、国民所得の低下とインフレの進行は、国民一人一人にとってやはり深刻な問題。 トルコにはまだ外国資本に対する強い猜疑心も存在しており、政治が国民の労働意欲を殺いでいるという事実は否定できません。 ▲ワンポイント! トルコは経済が苦手!? オスマン帝国時代のトルコ人というと、ほとんどが支配者か軍人で、ユダヤ人やアルメニア人に経済を掌握されていました。 しかし、トルコ共和国が成立した後、ユダヤ人やアルメニア人は、それぞれ母国へ帰国したり諸外国へ去って行ってしまいました。 するとトルコ人は、決して得意ではなかった経済、並びに商業分野を、自ら運営していかなくてならなくなってしまったのです‥‥。 | |||
トルコの硬貨。(切手はオマケ) 国内でも無視される事が多い。 | ドルは田舎でも小さな店でも使える。 ホテルでは、枕の下に一枚‥‥。 | スタンドや土産物屋さんで、よく水を買ってました。 これらは500ml入りボトルのラベル。 |
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▲ワンポイント! 悩めるトルコ!? オスマン帝国以来のトルコ軍は、クーデターを起こしてはイスラム政党を潰し、改めて民生移管、ということを繰り返してきました。 昨今では(現在エルドアン首相)、アタチュルクさん以来の政教分離・民主主義の大原則を守ってイスラム教勢力の政治介入を極力回避してはいますが、 イスラム主義の台頭と、クルド人の民族問題は常に政府を脅かしているのが現状です。 NATOの一翼を担い、EUの准メンバーであるトルコは今、イラクをめぐって対米協力を迫られています。これは、イスラム教徒が大半を占める国としては異例のことです。 米側の要請に応じてしまえば経済援助で有利にはなるでしょうが、米国のイラク戦争では意見が割れているヨーロッパ諸国との間で板ばさみに合い、 いよいよ、苦しい立場に立たされることになってしまいました。 同時に、イスラム国としての体面は辛うじて保ったものの、トルコに対するアラブ、イスラム諸国の反発を回避することは不可能であり、トルコは更に厳しい状況に置かれつつあります。 | |||
yuniyuniにとっては、もはや他人事とは思えないトルコの経済、そして政治。テロも頻発しているし‥‥。 トルコの経済情勢 駐日トルコ共和国大使館による見解は→こちら jetro日本貿易振興機構イスタンブール事務所による見解は→こちら |
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